「おおしかむら」読みます。まあ普通に読めばよいのですが。長野県重要無形民俗文化財(きっと)の素人歌舞伎公演を含む5日間?の淡々とした喜劇です。タイトルからして騒動記としていますがドタバタコメディでなく小説を読んでいる感じです。昔パルコで松田優作と彼がエレベーターから降りたときに目撃しました。今ならハビエルバルデムの感じです。原田芳雄が企画したそうで、若い時ならもっと危ない犯罪中年役をやったと思いますが、70になっても相変わらず元気なチョイ悪オヤジ感が出ていました。ほかの俳優も日本映画に欠かせない男女が、原田芳雄が最後の映画になると分かっていて出演したのかなと感じました。
各人がトラブルに巻き込まれながら、転げ落ちながら?、しかし他人のせいにせず、自分で受け止め咀嚼しながら、歌舞伎開演に向かってみんなが突き進む大団円、このような展開って、洋の東西を問わず喜劇の王道なのかと思い知りました。特に日本映画に向いているのでしょうか?若い俳優が苦しみながら最後に成功する爽やかサクセスものももちろんいいですが、これから高齢者が増えていく日本で、生きていくことが悲劇でなく、喜劇に感じられるこんな映画に期待します。
スピルバーグ、エイブラムスが子供のとき、または今映画を撮っている監督連中も子供のときからの熱狂的な映画好き、撮影好きだったという。私でさえも、中高時代8mm映画を撮ったくらい多くの子供が8mmを手にしたら、何か撮影してみたいと思ったはずだ。70年代80年代は8mmがはやり、その後もヴィデオブームにつながった。そのままタイトルのスーパーエイト。KODAKの全盛時代?
映画は、Sキングのスタンドバイミー、またE.Tのような子供たちが仲間、恋、親との葛藤を通して成長してゆく懐かしのカルピス味ドラマであるし、最近起きた中国新幹線の大列車事故を疑似体験できる映像、怪獣自体はそれほど重要でなく不安感の象徴であるクローバーフィールドなど、70年から80年代映画への賞賛、お礼を含めた作品であると監督は言っています。
美少女L・ファニングは、絶叫少女ダコタファニングの妹だそうです。また同じ期間上映中のアイムナンバー4とは数字つながりで奇遇かなと思ったりしました。
川越祭りはお神輿を担ぐのでなく山車を曳きます。埼玉県では、ほかに秩父、飯能もそうです。山車の上の舞台、または境内,、街頭の屋台ではお囃子、神楽が行われます。曳山(ひきやま、曳き山とも)、舁き山(かきやま)、担ぎ山、山鉾、鉾、山笠、祭車(三重県桑名市)、御車、屋台(主に長野県、静岡県遠州、岐阜県飛騨など中部地方、兵庫県播磨)、地車(だんじり・だんぢり。主に関西地方)などと、地方によって様々な呼ばれ方をします。日本全国には、このような山車、屋台の祭りが少数派?しかし非常に大きな祭りをするところがあり、川越祭りには各地より愛好家〈個人、公人)が集まります。
今回は江戸祭り、川越祭りのことなら任せておけという、特にディープな旦那衆に、揃いの半纏のご注文をいただきました。生地は紬、色は古代紫といわれる濃い紫です。
埼玉県南西部は「西川材」といわれる良質な杉、桧の産地です。狭山市の「ゆたか建設」株式会社は無垢の西川材を使用した高級注文住宅メーカーです。今回創業40周年を迎え、半纏を作らせていただきました。
事務所に入ると天然木の香りが漂います。先代社長の意志を継ぐ、杉、桧同様堅い真っ直ぐな成長企業です。
http://yutakakensetu.com/
半纏デビューは29日の上棟式です。
前から気になっていたブルーマン。ニューヨークの三人組みパフォーマンスが発生です。アメリカNY.LV.ユーロ各地、そしてアジアでは東京です。
会場は麻布十番、東洋英和の向かいですが、急な坂ばかりで会場に着く客は皆大汗、息切れしていて変な親近感を覚え笑えます。
首までの長袖、長ズボン、ブーツ、身長190cmくらい、手と顔は名前の通り濃いブルーです。ラテックスを被っているのか、塗っているのか解かりませんが、密着していて目と歯以外皮膚は見えません。
開演前に英語テロップが次々流れ、客いじりで笑わせ、徐々に引き込まれ、開幕はお馴染みのインク満タン、ドラム三連奏で、何時インクが跳ねて飛んでくるか分からないので、心配ながらも暑い中ポンチョが脱げません。パフォーマンスは終始無言のパントマイムで、シモネタは一切なく、しかし、何時何が飛んでくるか気を抜くことが出来ず、テロップは早いし、客いじりは相変わらずで100分間は楽しく過ごせました。クーザも良かったですが、こっちのほうが満足感が多いような気がしました。
音楽もオリジナルで、本家ではターミネーターのラストにも使われたそうです。日本のバックバンドも秀逸で言葉はないけれど、効果音も演奏も多いに引き立てました。終演後はブルーマンとのサービスショットもあります。これはお勧めです。
オルゴールで白鳥の湖の曲を聴くと、これから死ぬまでこの映画を思い出すと思います。この映画でナタリーポートマンはオアカデミー賞を獲ったというが、幼少よりバレイを習い、10ヶ月の猛練習で全編吹き替え無しでトップで踊り、正確で繊細な白鳥のような彼女が、段々と狂気に蝕まれて、最後は妄想のなか、難役の黒鳥になりきり、二重人格極まり、観客の気持ちをザワザワ、びくびくさせる演技は、最近稀なサスペンス、スリラーシネマの完成度の高さから当然という気がします。音やグロテスクな映像で脅かすわけでなく、ストーリーの展開で、十分不安な気持ちになり、フランス人監督、ロシア人ライバルなど、俳優、配役もぴったり大当たりです。エンドロールまで誰一人立ち上がる人がいなかったのは初めてでした。
川越駅東口に忽然と、昔ながらの八百屋が出来ました。第一ホテル駐車場での青空市場での販売もありますが、たいてい通りに面した空き店舗で土曜日、日曜日午前中営業しています。
売っているものは、野菜、惣菜、切花」、鉢植え、お稲荷さんから甘酒、お汁粉など、その日に採った、または調理した出来立て食品ばかりです。
地元の人しか知らない、しかし知ったら毎週行きたくなる隠れ市場です。明日も9時から営業です。http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/430092.pdf