2011年に観た「ブルーバレンタイン」はちょっと異常な旦那(ゴスリング)が離婚してしまう悲しくて、切ない映画だったが、今回同じブルーのつく「ブルージャスミン」も向精神薬を飲んでドーピングして行く精神状態が味わえる、というか劇中本当に安定剤が手放せないケイト・ブランシェットが精神的に行っちゃた人になる映画。
ジャスミンという名前がアメリカではおしゃれな名前なのか知らないが、本人はニューヨークのセレブ妻のプライドと同じく、名前に固執している。ジャスミンの心は常に洗練された人々と高級逸品ばかりのニューヨークにあるのに、引越しせざるを得なかったサンフランシスコには自分の妹も含めて格下のワイルド系貧乏アメリカ人ばかりで、なじめない。
アメリカ人も、東部の人は西海岸の人のイメージをそんな風に思っているとウディ・アレンが代弁しているのだろうか?
ケイトブランシェットは」この映画でアカデミー主演女優賞。イギリス女王やローオブリングの女神などセレブ役は一番。なぜか埼玉では大宮1館のみの上映でした。