練馬 貫神會様

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 練馬神輿担ぎ連の「貫神會」様より半纏のご注文をいただきました。井桁に貫神の赤枠がとてもきれいな紋です。最近は身長190cm、体重100kg以上の大きな人がいらっしゃる会がよくあります。酉の市の人も大きかったけれど、今回の戸水様もBIGです。160cmくらいの人と同じ型紙で染めることが難しくなってきました。

 写真中央の親方は、千社札フリークで、日本中の神社仏閣を参拝して、お札を貼っている(納札)そうです。千社札は古典芸術としてのジャンルが確立し、浮世絵を刷るのと同じ紙、顔料で昔通りの手法「木版画」で刷って、それを各自工夫した貼り道具?で高い処に貼ります。室町時代に木札に始まり、江戸時代から続くおしゃれな遊びですね。

ドラゴン・タトゥーの女

340019_005.jpg ジャズの隔週配布本でマイルスの「ディアオールドストックホルム」 が静かでいい曲だなと思っていたら、イントロでいきなりレッドツェペリンの「移民の歌」が吼えた。歌詞はヴァイキングの歌らしい。北欧は清潔で静かな国なんて勝手に思っていましたがサッカー、テニスなど超強いタフな国でした。全編画面が灰色のスエーデンの冬景色のなかでの映画です。朝だか夕方だか分からない「トワイライト」もこんな雰囲気でした。
 「ドラゴンタトゥーの女」007の女版かと思える、ちょっと狂気の入った飛んでるリスベット。初めは貧相な危なそうな女と思っていたら、やられた落とし前をつけたあたりから、ITスキルと度胸でだんだん応援したくなってきます。二輪のテクニックもかっこいいし、最後はちょっと純真なところもみせて、絶対アカデミー賞獲りますよねー。ミレニアム3部作なので早くも次が待ち遠しいです。こんなに面白い映画なら、先に本を読んでおけばよかったと悔やまれます。作者のスティーグラーソンはとても誠実で社会正義を憂いた人だったらしいけれど、残念です。

漢方堂鍼灸院様

100.jpg                                         世田谷区松原2丁目 明治大学前にある漢方堂鍼灸院です。昭和46年開業ということですから今年で40年も営業している信頼できる医院です。この度手拭いの後注文を頂きました。春らしい桜の花びらの舞い散るなか
漢方堂社屋をスケッチした絵と、代表の山口院長の決意が書かれています。http://www.asahi-net.or.jp/~fb9h-ymgc/index.html

広島市 割烹ホテル一ぷく

11.jpg  「いっぷく」と読みます。www.hotel-ippuku.com割烹旅館は川越にも数件あったのですが、今では埼玉県には大宮市くらいしかありません。贅沢な日本庭園をもった料亭となると更に少ないと思います。広島には行ったことはありませんが、日本酒の本場で、醸造元はたくさんあり期待できます。いつか泊まってみたい一流料亭です。この度太閤暖簾のご注文を頂きました。140*200cm、生地は帆布で抹茶色です。

ミラノ、愛に生きる

340910view003.jpg 新聞の評論で気になり、関東ではここだけ上映の渋谷文化村に行ってきました。上品な昔風の映画館です。隣では「運命の子」を上映していました。イタリア北部のミラノは、洗練された都市で、南部の情熱と、喧騒からは遠く隔たり、空気が冷たく薄そうです。
 映画は、織物工場を経営するハイソなレッキ家は新社長タンクレディ?(ドリンクかと思ったら男性名)がアメリカ資本に身売りしそうな中、妻でロシア出身のエンマさえ自分勝手な不倫をしなければ円満に収まる一家を、不安定にしていく過程を美しく表現しています。長男は母の不倫相手とホモっぽいし、末娘はレズで、でも誰もそんなに気にしていないところがクールでおしゃれな一家です。エンマが、若い男と出会い、抑圧された日常から開放され、情熱的な自分に覚醒するというハッピー?なロマンチックな映画なのか、四の五のモラルを考えさせない美しい映像で一気に見せます。エンディングはなにやら良くわからない幻想的な絵でした。

タンタンの冒険

tintin_main_large.jpg 002_006_22_ss_large.jpg 3D吹替え版で見ました。原作は1959年ベルギーで新聞連載の漫画ですが、この映画はどこからアニメだか実写だか錯乱するほど新感覚のドラマでした。モーションキャプチャーという技術で、人間の動きを点で追跡しているというらしいですが、「猿の惑星ジェネシス」でチンパンジーの役?の俳優がタンタンとして動いたとのことです。
 ガラスに映る顔、影、背景の町、空などアニメなのか?スピルバークの映画が最近観ないと思っていたら、こんなにすごい映画を作っていたとは。冒険につぐ冒険の連続で、気を緩める所が一度も無く2時間以上ぶっ通しで疲れます。犬のスノウィーは、感情を耳と尾によく出していて、仕草が、多分家の飼い犬のワイヤーフォックステリアと同じ種類だと思います。映写技術の進歩に、また今回も驚かされました。今年後半は映画の当り年かも。

志木市柏町の半纏

 2011.jpg 宿組にも書きましたが、埼玉県志木市はどこの町内も、祭りが盛んです。
 また、今年は荒川の秋ヶ瀬橋付近にアザラシが出没し、「あらちゃん」というベタな名前がつけられ、更に名誉市民?として志木市の名前がニュースにも流れます。昔からカッパ伝説が知られているところなので、地元の人は慣れたもので、都内からの見物客が押し寄せ、屋台も出るような盛況だそうです。
 柏町の半纏は、綿紬の生地を使い、黄緑地に衿は網柄、衿は黒文字で柏町内会、背紋は黒で柏と入っています。丈は95cm、身幅70cmです。
 
 

千葉県 酉の市被布半纏

003.jpg 晩秋のお祭りや、年末の酉の市、新年のだるま市など、氏子総代や市場のスタッフが、防寒のために重ね着して、その上に着る会名の入った半纏を、被布半纏といいます。
 前合わせが二重になりボタン留め、ビロードの衿、左右のポケット、総裏で、生地は刺し子や帆布など目の詰まった厚い生地で作ります。
 今回は千葉の酉の市熊手組合様より被布半纏のご注文をいただきました。今年の壱の酉は11月2日です。
 帆布袷で、背紋に鶴のマークが大きく入っています。皆さん身長180cm、体重100kg以上のプロレス選手みたいな方たちばかりでした。

川口市 株式会社ボスケ様

 _RIZ0028.jpg _RIZ0015.jpg  埼玉県川口市といえば、特に安行といえば、盆栽、植木で有名です。江戸時代から、首都に隣接していることもあり一大産業だったようです。今回川口市の株式会社ボスケ様より半纏のご注文をいただきました。http://www.bosque-ltd.com/
 本来は大きな運送屋さんなのですが、事業の一環としてギリシャ語でbosqe(ボスケ=森林)という造園、植林、樹木医を手掛ける部門を作ったそうです。手始めに、浦和市で樫の巨木を移植する模様をテレビで見ました。一見不可能に思える移植も、㈱ボスケの技術、人、機械で達成できてしまうのですね。

 

川越市西小仙波町の山車と頭領

DSC01081.jpg   DSC01079.jpgDSC01078.jpgDSC01077.jpg                  10月15日、16日の川越氷川神社の祭り(川越まつり)には、各町内から山車が出て、引き回します。西小仙波町の山車は、海の守護神、波に因んだ須戔烏尊(スサノオノミコト)の人形が載ります。今年は山車舞台の出入り用のれんと鳶の頭の半纏を作って頂きました。手拭は青海波の柄が入っているので、半纏にも威勢のよい荒波がデザインされています。黒の本絹紬を帯で巻いて、精悍な頭が着ると江戸時代にタイムスリップした気持ちがします。普段から着慣れていないと、こういう貫禄は出せません。屋台のお囃子も海のイメージがしませんか?

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