上田市国分の上沢地区で恒例の「夏祭り」が開かれ、 伝統ある郷土芸能「上沢獅子獅舞」が披露されました。
今回は直前の雨天で、本来行う予定だった蚕影神社での「獅子舞奉納」などが中止になり、上沢公会堂前での「獅子舞」のみ行った。
上沢獅子獅舞・神楽は1800年代前半の文政年間から伝承されている。
祭り実行委員会は委員長が山部一巳上沢自治会長、事務局長は丸山次男さん。
夏祭りは、高温多湿で疫病がまん延しそうな時期のため「疫神の祟り」として津島社の祭神・牛頭(gozu)天王を祀ることで災厄を祓うことや、災害に遭わないよう水神を祀り「安全に夏を過ごせるよう」に祈るもの。
獅子獅舞には、子ども80人や大勢の大人が集まり、山部実行委員長が「夏休み前の夏祭りを楽しんで」とあいさつ。
子どもが祭りを開始する口上で「まつり太鼓と笛の音で、まつりの獅子がはじまるよ」と唱和。
太鼓と笛の演奏が始まり「上沢獅子保存会(25人)」の竹内政彦会長が「あいにくの雨で中止になったが、子どもたちの思い出に残るように舞いたい」と話し、伝統の獅子舞を披露した。