大宮の氷川だんご屋(のれん)

 氷川だんご (2).jpg   氷川だんご屋は、埼玉県さいたま市大宮の「武蔵一宮氷川神社」参道にある1970年創業の老舗甘味処です。日本一長いといわれる参道は約2㎞ほどあるため、氷川だんご屋は休憩場所にもぴったりの場所です。店頭から漂う名物の氷川だんごを焼く香ばしい匂いに誘われ、多くの参拝客で行列ができることも。懐かしい味わいのおだんごが評判となり、様々なメディアでも紹介されています。

 2020年8月7日、大宮・氷川神社参道沿い、旧店舗の南側に移転オープンしました。
  店舗デザインは、入間郡三芳町の1級建築士、平間千恵子さんが設計しました。席数29席の店内は木としっくいを使い、大きな窓からは庭に植えられたヤマモミジなどの植栽を眺めながら、満ち足りた時間を過ごせます。

 さいたま市大宮区高鼻町2、TEL 048-644-3782 月曜日定休です。

 

狭山新茶の時期(のぼり、のれん)

新茶.jpg  「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る...」これはお茶を摘む様子を表した唱歌、茶つみの歌。手遊び歌にもなっているフレーズは、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

八十八夜とは、2月の立春から数えて88日目の5月2日前後。立春は中国から伝来した暦、二十四節気のひとつです。1年の季節の移ろいを24に分けた二十四節気は、古来から農業や林業に携わる人々の間で、日々の営みの目安とされてきました。
 お茶農家にとって、新茶を摘むことができるのは1年に1度だけ。農家の1年間の努力は、すべてが新茶のためでもあります。茶葉に栄養を送るため土壌と日照を管理し、初春の霜害から茶葉を守り...それでも一番良いタイミングで収穫できなければ、新茶の美味しさは損なわれてしまうのです。

数々のハードルを越え1年かけて育った茶葉は、農家にとって子どもと同じ様なもの。新茶の収穫には、実に特別な意味があるといえるでしょう。

むさしの園のぼり 600*1800 天竺
備前屋のれん   800*2000 帆布

「NIKKEI」日経( 風呂敷)

DSC01221 (1).jpg     ふろしきといえば繰り返し使える「元祖エコバッグ」です。
 風呂敷は正方形ではありません。上下と左右の長さがほんの少し違います。
風呂敷は、反物を裁断しその端を三ツ巻きにして縫い上げる。縫った端を天地(上下)とし、生(き) 地(じ) 巾(はば) が左右となり、巾(はば) よりも天地方向のほうが若干長くつくられています。

 サイズは、「巾」という単位で、二(ふた) 巾、二(に) 四(し) 巾、三(み) 巾...と表し、基本だけで約10種類のサイズがあります。この表現は、生地巾が一巾(約36cm)で作られていた時代に、一巾のものを縫い合わせて巾の広いもの(例えば、一巾+一巾=二巾)を作ったことに由来します。
 現在では、広(ひろ) 巾の生地が生産できるようになり、四(よ)巾約128cm)までは一枚もの、五(いつ) 巾(約175cm)以上は縫い合わせて作られています。
 NIKKEI 風呂敷  二幅【約70cm) 綿ブロード  紺と柳色
 

おらほう来ねか大井郷(手拭い)

 一方で、昔ながらの畑作風景や、弁天の森、西部地区の「ふるさとの緑の景観地」に代表されるような、雑木林などの豊かな自然が残っています。
 
 旧大井宿周辺は、明治ら昭和の時代まで、さまざまな商店が存在し、営業していて雇用、生業として、また人々の便利、交流の場として機能し、地域社会、経済圏を作っていました。日本中どこのまちでも同じようだったのではないでしょうか?大井町の歴史を研究する会「おらほう来ねか大井郷」さまより手拭のご注文をいただきました。100cm 特岡生地
 
雪花柄.jpg    絞り染めとは、生地を圧縮したり、巻いたり、縮めたりして染色することで、染まる部分と染まらない部分を作り、模様を表現する技法の一つです。

 戦後間もなく生まれたいわゆる団塊の世代にとって、板締めで麻の 葉模様を藍染めにした綿布は赤ちゃんんのおしめとして懐かしいものでした。昭和後期に紙おむつが出回ってから、おしめを干す場面を目にする機会は全くといってよいほど失われました。
 
 雪花絞り(せっかしぼり)は、板締め絞りの代表的な模様。布を三角形や四角形に折り畳み、それぞれの"辺"を染料に浸すことで、独特の幾何学的な模様が染め出されます。折り畳み方、染める辺の場所、染めのちょっとしたさじ加減(染料の浸透具合)によって、雪の結晶と同じように、ひとつとして同じ模様は出来上がらないのです。
 ピンクの「雪花絞り」はその名の通り、ひとつひとつは雪の結晶のようで、そして雪花が並んだ布は万華鏡のようで、眺めているとつい引き込まれてしまう美しさがあります。涼しげなこの模様は、夏の浴衣にまさにぴったりです。
 江戸の町.jpgEXPKYEpUcAIuvN-.jpg    

  江戸の町の風景と、そこに暮らす人々のようすを、綿密な絵で紹介する、江戸絵本の決定版。江戸の風景が正確に描かれているのはもちろん、人間の表情やしぐさがひとりひとり、表情豊かにいきいきと描かれているので、眺めているだけでも楽しく、江戸の町を訪ねたような気分になれます。「小さなお子さんが眺めるだけで楽しめる一方、江戸に関心のある大人読者の期待にも応える内容です。

  案内役は、昔から東京に棲みついていて町の移り変わりを見てきたという設定の「妖怪小僧」というキャラクター。
 その妖怪小僧や、他の「隠れキャラ」たちが必ず場面のどこか隠れているという仕掛けもあり、「さがしもの」絵本としても楽しめます。

 江戸の暮らしについての造詣が深い絵本作家の太田大輔氏が、その知識と表現力を結集した、渾身の絵本です。(講談社)
 
太田大輔 1953年、東京に生まれる。グラフィックデザインの仕事を経てイラストレーターとなる。父親は長崎出身の絵本作家、故太田大八氏。長年アメリカンポップな作風で活躍した後、一転江戸時代を題材にした絵本などを手掛けるようになる。絵本に『絵本 江戸のまち』(講談社)、『カラクリ江戸あんない』『まげすけさんとしゃべるどうぐ』(ともに福音館書店)、長編読物に『江戸の象吉』(講談社)などがある。

 手拭い 100*35cm 特岡 反応染料を手捺染しました。

DAKA hair life support(のれん)

DAKA.jpg     店頭を見ても何の商売をしているのか一見わかりませんが実は技術の確かな美容室です。  横壁には富士山?や山脈のペイント画がネパール人画家により描かれています。柱には川越をインスピレーションしたかのような図案多数、店頭は大鳥居を思わせる木組み、繊細な欄間、奉納幕のような麻の暖簾に赤や紫の撚り房が下がります。暖簾のデザインはkumonosumica。芸術
才能あふれる多国籍の若い人たちが出入りしていて、この美容院が核となり、本川越駅と川越市駅の間の一角が他の特徴ある店などと並んで、川越観光の一つの名所となる予感がします。
 DAKA店内は完全個室。店の紹介文は下記の通りです。
 
他のお客様との接触はありません。しっかりと頭皮と髪の問題を独自の目線でカウンセリングさせて頂き、ホームケアのアドバイスまで、お客様が納得するまで無理なく説明させて頂きます。駐車場あり(要tel)お子様連れ歓迎。昨年12月に外装がリニューアル致しました☆
 
DAKA hair life support
〒350-0042 埼玉県川越市中原町2丁目3−3

日高市馬引沢のむさしの園(のれん)

むさしの園.jpgむさしの園表.jpg       緑茶専門店の「むさしの園」は埼玉県日高市馬引沢(うまひきざわ)にあります。前から馬引沢という地名に引かれていました。車以外で通ることもなかったのですが、周りの地形より高低差があるようです。
 といっても日高市あたりは山というほどの高い山はないし、里山といえるくらいの起伏ですが、マラソンで走るにはタフなコースで、昔なら、馬も疲れて引かないと動かなるくらいの険しい坂道だったのかもしれません。
 茶園も平坦なところばかりでなく日当たりの良い斜面が適しているようです。全国にはいくつかのお茶の産地がありますが、その中で狭山茶を産する埼玉県は緑茶生産の経済的北限で、狭山茶の特徴である深い味わいは、寒い冬を乗り越えることでいっそう深まり、また"狭山火入"という独特の仕上げ技術により、甘くて濃厚なお茶になるのです。
 
 のれんは生成りのスラブという横糸に太さの異なる糸をランダムに打ち込んだ、手織り感のある生地を使用しています。
 表の幕は、ターポリンという塩ビ系のシートに印刷しています。

 むさしの園本店 埼玉県 日高市 大字馬引沢202  042-985-1520

川越市西小仙波町の小島棟梁(半纏)

西小仙波棟梁.jpg          1 0年前の写真が見つかりましたので再掲載です。コロナ禍の2021年はオリンピックは、川越祭りは開催できるのでしょうか?

 西小仙波の山車人形は氷川神社の主神 素戔鳴尊(すさのおのみこと)。当初の人形はけやきをくり抜いたものであったが、平成4年に岩槻市青木人形の青木成公により軽量のものに造り変えられた。 素戔鳴尊(すさのおのみこと)は海の神様であり、西小仙波町の「波」にちなんでいる。

 囃子は当初大塚囃子連であったが、昭和41年より神田囃子大橋流の竹生会囃子連。
 

10月第三週土日の川越氷川神社の祭り(川越まつり)には、各町内から山車が出て、引き回します。西小仙波町の山車は、海の守護神、波に因んだ須戔烏尊(スサノオノミコト)の人形が載ります。2011年は山車舞台の出入り用のれんと鳶の頭の半纏を作って頂きました。手拭は青海波の柄が入っているので、半纏にも威勢のよい荒波がデザインされています。黒の本絹紬を帯で巻いて、精悍な頭が着ると江戸時代にタイムスリップした気持ちがします。普段から着慣れていないと、こういう貫禄は出せません。屋台のお囃子も海のイメージがしませんか?
  

本絹紬 着丈100cm

川越市 丹徳庭園(手拭い)

tanntoku.jpg       明治2年(1869)材木商「丹波屋」から始まり、現在150周年を迎える「カワモクグループ」創業の地。
 東武東上線川越市駅から徒歩4分の立地にあり、県立川越女子高校に隣接している。通常公開は初代が明治34年(1901)に建てたはなれと200坪もの枯山水の日本庭園です。
 120年を経ても歪みのない丁寧な造りや、随所に贅沢な木材が使用されているのは材木商たる所以。重厚な母屋と洋風の応接室は棟続きとなり昭和4年(1929)、2代目により建築されました。
  第二次大戦中の統制令により材木を扱えなくなったため一時閉業するが、戦後間もなく川越木材工業として再出発、現在のカワモクグループに続いています。平成30年より同社の創業150年を記念事業として、庭園を一般公開すると共に離れが食事処や宿泊施設として活用されることになりました。
 
〒350-0041 埼玉県川越市六軒町1-8-2 https://tantoku.jp/
 
手拭い 100cm 特岡

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