1964年のイタリア、映画の都ハリウッドでなく、チネチッタが全盛の時代をミュージカルにしました。フェディリコフェリーニのというか、全男性?のマザコン、女好き、映画好きを今の映像技術で現したものだと思います。
スランプ中の大物映画監督グイド(ダニエル・デイ=ルイス)が妻や愛人に追い詰められて去られ、退廃し枯れた終盤から、ラスト、テイクナインでよみがえるところ非常に格好良いです。
やることなすこと垢抜けていて、常に女に囲まれて、「存在の耐えられない軽さ」以来のはまり役でした。
お母さん役がソフィアローレン、女優は美女ばかりで、全員本当に踊って、歌っています。
舞台で見るミュージカルもいいけれど、映画はセットが外でもスタジオでもいくらでも大掛かりにすることが可能なので、舞台に劣らない臨場感は、ファントム以来の感激でした。
台詞、歌が英語、イタリア語混ざっていますが、違和感無いです。もともとどっちも分かりませんもの。
雀の森氷川神社内の榛名神社に新しい鳥居が完成しました。昨日はなかったので本日午前中に取り付けたようです。石がきれい過ぎて周りの鳥居に比べて際立って目立ます。だんだんと汚れたり、苔などがついて風景になじんでくることでしょう。作っているときに見たのですが、土台は(見えるところは)土に埋まっているのではなく地面の高さに置いてあるような気がしますが、どのようにして固定してるのか不明です。このような鳥居の形式は柱や笠木に反り、照りの加工がしてある「明神式鳥居」というそうです。
それにしても、上部に行くほど重くなって、おまけに額までつけて、柱に斜めに補強していないのによく自立しているものですね。地震で倒れることはないのでしょうか?ないんでしょうねー。
4月10日の春祭りに完成式典?があります。きっと桜が満開の下、これぞ日本という眺めになることでしょう。
舞台となる1890年のロンドンは、18世紀興った産業革命により工業技術と科学が飛躍的に発達し、猥雑なエネルギーが渦を巻いている世界ではあるが、汽車や電気はまだないようです。
広大な植民地を持つ大英帝国の権力の上層部に君臨し、科学技術を黒魔術にみせかけて人心を掌握しようとする敵。それ以上の科学知識で陰謀を暴いていくホームズ。食肉解体工場、造船所、建設中のタワーブリッジと場所を移動して展開するアクションと、ホームズらしい推理力の披露がバランスよくブレンドされています。それにしてもロンドンの町並みのりっぱなこと。
今までのドラマで見たホームズは、りっぱな髭の初老の、あまり活動的でない貫禄ある貴族と思っていましたが、アイアンマンのロバートダウ二ーJRは日本であったなら、金さん役の松方弘樹とか杉良太郎風の粋な遊び人といった感じで、ワトソン君同様よく動きます。
悪役も死んだのか、死んでいないのか、二作目に続くて展開が見事でした
先日の都一中演奏会の席で、隣り合った同級生のご夫婦Y君のお嬢さんが、宝塚歌劇団花組の「初姫さあや」さんという女優さんでした。私は宝塚を観た事がありません。しかし、テレビ、映画の女優さんには昔から宝塚出身のかたがたくさん活躍しています。初姫さあやさんの写真をいただきましたが、京劇の女優さんのようにとても美しく、華があふれています。娘役ということで可憐で歌が上手なようです。
それもそのはず、東京劇場では4月30日より「虞美人」という中国古典劇に出演なさるそうで、そのためのメイクをした写真だったのです。
古典でも、ミュージカルでも一度は観て、経験しておかなければ人生損だと思います。私もこれを機に、宝塚デビューしてみようと思います。
東京国立博物館に行ってきました。上野公園は10年ぶりです。展覧会は平成館という初めてみる、ガラスで覆われた近代建築です。周りの建物は、中国の故宮風であったり、ヴァチカン宮風、帝国ホテル風(ライト風)の荘厳なものばかりです。
2010年は、等伯没後400年の節目の年です。この記念すべき年に、国内に存在するほぼすべての等伯の作品を、一挙に公開する史上最大規模の大回顧展だそうです。能登に生まれ、京都で花開き、江戸で亡くなるまで、墨絵、金箔画を天井画、屏風、襖、掛け軸など、教科書、新聞で一度は何かしら目にしたことはあるかもしれませんが、生涯でこんなにも膨大な作品を描いたとは驚きです。
昨日は鳩山総理がご覧になったそうで、連休最後の最終日、40分待ちでした。
日曜日、荏原の料理屋、秀にて浄瑠璃、一中節を聴きに行って参りました。私に古典の造詣が深いわけでなく、一中節都派宗家家元十二代目都一中、またの名を文字蔵、またの名を藤堂君といって、私の中学校の同級生の縁で、友人が誘ってくれたのです。ご尊父は人間国宝だそうです。写真で見たとおり本人もいづれはそうなるに違いありません堂々たる貫禄です。
独身と婚約中の二人のアメリカ娘?とアーティストのバルセロナ男との三角関係に、手のつけられない元妻が戻ってきて刃傷沙汰になるロマンス映画と書くと、アダルトものみたいだけど、実にさらっと流して、コメディ風に楽しく観ることが出来ました。
もてるスペイン男にノーカントリー」の凶暴な殺し屋、ハビエル・バルデムがすっかりイメチェンして、セクシーで女にだらしない?絵描きです。母校の先輩「荒木一郎」が「空に星があるかぎり」でブレイクしていた頃のモテ男ぶりです。昔からアーティストはモテるという原則は世界共通の普遍です。
ブーリン家の姉妹、ウディアレンの映画でタロットカード以来のスカーレットヨハンソンが、またまた妹的キャラで、周りを引き立てますが結局主役です。「アイランド」のSFから時代劇まで何でもこなす、使い減らない名女優だと思います。
ところでタイトルの「それでも」ってなんだ?まあ原題もあっさりしてますけど。
本日3月15日は雀の森氷川神社の初午祭です。境内にも小さいながら稲荷神社があります。初午は、その年の衣食の豊作祈願が原型で、それに稲荷信仰が結びついたものです。
日本中、町中にお稲荷さんが多いのは、次のような理由らしいです。
田沼意次は、吉宗(紀州藩)の小姓から、家督を継いでからは出世街道を走った。安永元(1772)年には、老中までとなる。石高も加増を繰り返し、5万7千石の大名までとなった。これまでの出世は、稲荷信仰に篤かったこともあり邸内に稲荷をまつっていたことだという話が武家界隈でブレークした。このことから、武家の宅内に小祠を建て祭祀するところも多くなった。のちとなり、出世のみならず開運・商売繁盛などのご利益ということからも商人などの町人の宅地でも祀られるようになったそうな。
本来は立春過ぎの最初の午の日が当日なのですが、川越の私の地域では、お盆なども月遅れといって、3月に行います。お稲荷さんというと狐がつき物ですが、狐は神様の使いであり、神様本人?ではありません。
サンタクロースのトナカイみたいなものでしょうか?油揚げや、稲荷寿しはヴァレンタインのチョコレートみたいなものかも?