太陽がいっぱい/リプリー

  

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1960年公開とありますが、私が見たのは70年頃です。アランドロンは日本でもすごい人気で、現在でも中高年の人には美男子の代名詞となっていますね。アメリカのグリーンリーフ財閥のドラ息子フィリップに憧れ、対抗心、嫉妬など思いつく限りの複雑な感情を持ち、ついに殺してしまうトム・リプリー役のドロンは大陸人顔でどう見てもアメリカ人には見えないけれど当時メンンズクラブに載ってたハイエンドのアイヴィースタイルは今でも古さを感じさせないばかりか、ラルフローレンのショップなどセレブの休日スタイルの提案に取り入られて現代に通じているように思います。
 マルジュ役のマリー・ラフォレは当時の女性の社会的立場感から男たちに翻弄されてゆく美しい恋人の域を出ないところが、1996年の「リプリー」ではマージのG.パルトローが強気でリプリーを殴る場面と比べ40年間の時代の移り変わりを感じます。ケイト・ブランシェットはまだ出始めの頃なのか美しさが輝くばかりでキーパースンの一人としての役になっていたのが残念です。
 ということでマット・デイモンの「リプリー」、フィリップはディッキーになりジュード・ロウは前作より美しく魅力的で気まぐれなジャズマンで嫌な奴になり、主役感を増します。ディッキー、フレディ、ピーターを殺すリプリーはこれから先自分の正体を知られそうになると一体どれほどの殺人を犯すのか、これはまた違う映画となって続きそうな予感がします。
 美しい人たち、美しい景色、ゴージャスな暮らし、こういうものが溢れる映画も好きです。

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2017年5月

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