2010年12月アーカイブ

池澤夏樹のエッセー

100.jpg 日本を代表する詩人、翻訳家、小説家である池澤夏樹の小説を恥ずかしながら読んだことはありません。
目にするのは、ナショナルジオグラフィックの巻頭エッセーや、新聞に寄稿される時事ネタ?位しか読んだことはありません。最近では朝日新聞に「いじめ問題」!について書かれていました。取り上げるテーマは恐るべき多岐に渡り、森羅万象に博識で、文体はやわらかく、対象に優しく、特に隔月?ナショジオのエッセーは大好きです。11月号では日本うるわし列島シリーズで「絶海の孤島、鳥の楽園」というアホウドリの生態についての記事でした。長谷川博氏の写真とあわせてお楽しみいただきたいです。

 002.jpg   女影と書いて「おなかげ」と読みます。意味深なことはなく昔からの地名です。私の父の出身地です。日高市は西多摩、入間市、狭山市と隣接し、この地域は狭山茶の大生産地です。よく知られる俚諺として『色の静岡、香りの宇治味の狭山』と謳われるほど、お茶の農場が広がって?点在しています。
 首都圏に近いため、地場で消費されるので、地産地消というわけで、常に新しい茶葉を飲むことが出来ます。
 山崎園は何代続く茶農場か覚えていませんが、ちょっと前まで実家は本当の萱葺き屋根の庄屋作りでした。今は息子さんが農場を継ぎ、直売店を経営しています。この暖簾は太閤のれんといって、巾1700丈2100mmの大きなものです。茶壷にお茶の花がかわいいデザインです。
 日高県道沿い、女影時計台のすぐ先です。年末年始一割引です。お歳暮に山崎園のお茶をどうぞ。

武士の家計簿

20100820009fl00009viewrsz150x.jpg 時代背景が幕末から明治に切り替わる「壬生義士伝」「桜田門外の変」と今回の「武士の家計簿」と大体同じでしょうか。当時の加賀藩は経済的に恵まれている方だと思いますが、それでも下級武士は出世すればするほど見栄というか世間体を気にして、交際費が膨らみ家計は苦労があったようです。
 時代映画の目玉であるチャンバラはなく、ひたすら猪山家の堅実であり、節制しながらも愛のある家族、親子の日常、7代経理部のサラリーマンである御算用方を堺正人が淡々と演じています。息子は石頭の親に反発しながらも、維新後の政府では高級官僚に出世し、いつの時代も教育こそが未来を創るという、明るいホームドラマでした。

クリスマス風景

002.jpg    
 12月に入ってから、家々にクリスマスイルミネーションが輝き初めました。いつもは都内も11月下旬には点いていたかと思いますが、今年は協定でもあったのでしょうか?
 この数年で、豆電球はすっかりLEDに変わり、また最近は青色LEDがきれいです。特許論争で一時話題になった日亜化学工業が作ったのでしょうか?子供が成人してからは私の家では飾ることがなく、直に触ったことはありませんが、電気コード程度の巾で、豆電球という言葉は死後になるかもしれません。
 どの家でも、せっかく飾っても、自分の家のイルミネーションは家の中から見ることが出来ないところが残念ですね。写真は三脚がないと上手に撮れません。

「お神楽初恋巡演記」吉岡義三・著

3ead1bcafbc1a229d144f78b6385cfe7.jpg 神楽は、各地の神社などで見ることができ、民俗学的な価値がある。著者は岩手県軽米町にかつてあった「松ノ脇神楽」の神楽師で現在80歳。昭和20(1945)年代に、県北の各集落を仲間と旅しながら巡演してきた。著書は、当時を回想した記録で昭和の郷愁をよみがえらせる。
 1回の巡演は20日前後に及ぶ。雪道を歩いて隣の村の入り口では、ほら貝を吹いて一行の到着を知らせたことや、宿が取れない時の心細さなどを記述する。巡演先でおじいさんが、お神酒を飲みすぎて山に転落し助けてやったが、ずぶぬれになったなどの笑い話や、あちこちで女性に、もてたエピソードもつづる。
 巡演で温かく迎えてくれる心の交流も読みどころだ。「松ノ脇神楽」は現在、隣接する集落と一緒になり「沢田神楽」として残る。(ツーワンライフ出版\1000)以上原文のまま
  大祖父」の跡を継ぐお父上の書いた記録を、一級建築士であるご長男の吉岡一男さんが、喜寿の祝に、本にまとめて出版されました。私はまだブログを読んだだけですが、昭和の初め頃の東北地方の風景が見えるようないい話です。  また、吉岡家のルーツともいえる一大サーガ(数世代にわたる叙述史)であります。

http://blog.goo.ne.jp/juriyo_1955

本はツーワンライフ出版 (紫波郡矢巾町高田第八地割141、電話019‐698‐2333)

 

さいたま市の江戸里神楽公演

007.jpg 県立大など県内外の大学生20人程もグループが、彩の国さいたま芸術劇場小ホール(さいたま市中央区)で12月3日に「江戸里神楽」の公演を主催しました。
 埼玉県立大非常勤講師の斉藤修平さん(民俗学)が「神楽の上演を増やしたい。若い人のアイデアを貸してほしい」と呼び掛け2008年から毎年冬に開催しています。
 会場代など資金集めに企業を回って協賛を求めるほか、チケットのデザインも手掛け、「多くの人に分かりやすいように」と、動きを解説する日本語、英語、中国語、韓国語の字幕をつくり、舞台横のスクリーンに投影する仕掛けを考案したそうです。確かに「せりふ」がない、ゆったりとした演舞?なので、解説があることは大変ありがたいです。
 今年の2月にはは、さいたま市別所の「岡田民五郎社中」の出演でした。今回は同年度とはなりましたが三芳町の「前田社中里神楽保存会」による、国譲りの神話として古事記に紹介されている「高天原神集」と「幽顕分界」の2演目が披露されました。
 男女どの大学の学生も、非常に礼儀正しく、挨拶、礼状も常に手書き、協賛企業紹介もしてくださり、毎年の就職難でも、こういう学生なら、どこの会社でも引く手あまたで売り手市場間違いなしと思えるほどの優秀な青年たちでした。http://kagura.daa.jp/

みけねこさん

112341.jpg 幼児、高齢者の虐待事件が毎日新聞に載ります。あまりに日常的に載るので感覚がマヒして驚くことも少なくなってしまいます。人間でさえこの扱いなのに、ペットの虐待は想像を絶視ます。
 私が子供の時から30年ほどは、常に家に猫がいました。捨て猫だったり、もらったり、工場にいつの間にか住み着いたり、えさは人間と同じものを食べ、時にコタツで練炭中毒になったり、数ヶ月外出したまま急にボロボロになってって帰ってきたり、一緒に寝たり、可もなく不可もなく、どこの家庭もそんなものだったのではないでしょうか?それがいつの間にか、飼って飽きれば捨てるようになり、餌をやると裁判を起こされ、変質者に切られ、放浪犬と同じ扱いになり、保健所で殺処分されるような猫が多くなってきたようです。
 石川県金沢市でTNR活動という、「猫の避妊去勢手術をして捨て猫を減らし、人間社会に受け入れられる地域猫を責任を持って飼いましょう」という運動をしている「みけねこさん」がいらっしゃいます。
 各地で幸せな猫、不幸な猫の写真展を開いて、社会運動を啓蒙したり、里親制度を作っているようです。
手術済みの猫の耳はVカットしてあることをはじめて知りました。私は「みけねこさん」を応援します。http://ameblo.jp/koneko0708/

蔵楽太鼓(くらだいこ)

P1060521.jpg P1060524.jpg            11月21日、石川県小松市で「日本太鼓シニアコンクール」が開催され「蔵楽太鼓」(くらだいこ)さんが出演なされ、特別賞を獲得されました。蔵楽太鼓は大蔵省税務大学校OB,OGの部活動だそうです。おめでとうございます。半纏は紫地に、紅葉の葉が散るなか、若草色の川が流れるいう物語性のあるデザインです。和光太鼓様のH/P http://www.wakodaiko.com/に「蔵楽太鼓」のメンバーの雄姿が掲載されています。
 また、この日の会場となった「うらら」では、動物愛護のキャンペーン写真展が行われています。この記事は明日書きます。

冬の夏みかん?

DSC00848.jpg                  毎年冬が近づくと、気になる柑橘系の木があります。
高さは2mくらい、木は細いけど枝葉は広がります。
みかん位の大きさの実がだんだん大きくなり、現在夏みかん程度です。
色は薄い黄色から徐々に濃くなりましたが、八朔、グレープフルーツや夏みかん程度、伊予疳、橙ほどオレンジのように濃くはありません。。
 直径15cm、切ってみたら、皮が厚く果肉は夏みかん、色も夏みかん、匂いも夏みかんです。
この木が植えてある家も、気にしだすと、結構あります。しかし実の色はいろいろです。
 私が小さいころは、目にすることはなかったのですが、千葉県に行ったらこの木が家々の庭にあるのを見て埼玉県には最近植えられてきたのかなと思います。
 ところで、春にお店で売られているのは甘夏みかんだそうです。

 

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