百田尚樹

300px-A6M3_Model22_UI105_Nishizawa.jpg                              「永遠の0」「ボックス」警察小説の面白さ以外に久しぶりにすごい本に巡り合いました。エンタメではなく、文学です。なんといっても最高の文章能力。口語体でメールを打つ自分が恥ずかしいです。好いた惚れたで不安神経症になる温い恋愛小説を書く小説家は嫉妬でいたたまれなくなるのではないでしょうか?
 ヒーローは自ら語らず、回りの近い人たちが回想しながら物語を進めます。あるときは持ち上げ、あるときは蔑む。自然に湧き起こる、共感、愛、不自然さは全くなく、ただただ読み進みます。
 絶対子供に読ませたい本です。

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2024年4月

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