警察小説 誉田哲也

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 最近気になってます。はずれなしというほど冒頭からラストまでハイテンションを保ちます。
「ストロベリーナイト」「ソウルケイジ」は女性刑事、「ジウ」は二人の女性刑事がヒロインです。
犯人(刑事も)は残虐、凶悪であるが、感情移入できるほど、現代日本に必ず出現しそう、またはすでに存在していそうなほど、背景がしっかりと組み立てられています。

 多くの作家が、警察機構を詳しく図解入りで説明してくれるので、ほとんど一刑事になったつもりで楽しめます。映画、テレビでは制約があるのか、警察官=善良なハイパー公務員と思うような俳優が描かれますが、小説では、みな強烈な個性をもち、動物以上のの縄張り意識、清濁併せ持ちすぎのヒーロー、ヒロインが社会モラル善悪すれすれのところで、たまに向こう側で奮闘します。今週は永瀬隼介「閃光」、久しぶりの3億円事件ものです。刑事魂更に爆発しています。次週に続く。

 

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